逃亡43 ページ4
ヴーヴー。
髪の毛を乾かし終わって、そろそろご飯でも食べようかなという時にスマホがメッセージを受信した音が鳴った。
『今からここに来てくれない？』
レッドからだ。
指された場所はホテルの1番上の階にあるテラス。
｢グリーンの事だよね…多分。｣
何か言いたい事でもあったのかな、私がグリーンに告白された時もすごく焦ってたし……あ。
｢もしかして…いやそんな違うか！｣
｢あの、オレ、Aが好きなんだ。｣
｢え！？！？！？｣
｢え？｣
予想とは大幅に違った告白に目を剥いて腰が抜けそうになった。レッドが私のことを好き！？
私の反応を伺うレッドにポロッと出てしまった。
｢てっきりグリーンが好きだと…｣
｢誰が？｣
｢レッドが。｣
｢え……？｣
お風呂に入ったあとの火照った顔は真っ青になっている。やばいやばいやばい失言した………！！！
｢いや、オレはAが好きだったんだけど気付かなかった？｣
｢気付かなかった…。｣
そもそも寡黙な方だしポケモンバトルガチ勢だった事もあったし、人間に興味なんて無いと思ってた…。ごめんねレッド！！！
｢そっか、｣
俯いて呟くレッドに罪悪感がまた積み重なる。ごめん本当にごめん〜〜〜〜！！
｢なら、今から気付いてAに貰えるようにしたらいいんだよね。｣
顔を上げたレッドは強い相手と闘う時の自信に満ち溢れた目で私を見つめた。
｢え、何その少女漫画みたいな台詞っ…！ぐぇっ｣
引っ張られた腕によろけた体、目を開けたらレッドが着ていた白いTシャツが目の前にあった。
｢あばあっちょっとレッド！！！｣
｢オレ、ずっと前からAの事が好きなんだ。｣
心臓がドクン、ドクンて聞こえる。
｢分かった！十分にその気持ちは伝わったから！離れて！！これレッドがイケメンじゃなかったらもうビンタしてるよ！？｣
｢オレ、イケメンなの？｣
わたしを離すとキョトンとした顔で聞くレッド。あーもうこういう所あるからなあ、さっきのだって全然意識せずに私のこと抱き締めたんでしょ？？？イケメンはこれだから！！(激怒)
｢レッドは幼馴染のライバルだからこれで許してあ、げるっ！！！｣
｢う゛っ…｣
レッド肩を平手で思いっ切り叩いた。ジュンサーさん案件なんだからこれぐらいしてもいいよね！！
｢も〜〜〜ばか！｣
｢でも好きだから、仕方ない。｣
微笑みながら私に言うレッドに少し押されたけど平静を保って私は部屋へと戻って言った。
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桜にゃん♪ - うみさん» おー！更新ガンバです(*^^*) (2020年5月18日 12時) (
レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - ましかくもちさん» 本当にお久しぶりになってしまい申し訳ございません〜！！！コメントありがとうございます！嬉しいお言葉です！(;_;)一生懸命頑張ります！！ (2020年5月14日 21時) (レス) id: 8632b5f5bd (このIDを非表示/違反報告)
ましかくもち - おっ！！久しぶりに更新されてる。この作品の、ギャグの割合が好みなんですよね。更新頑張ってください (2020年5月14日 14時) (レス) id: 708be17c5e (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - あおあいさん» え゛〜〜〜ありがとうございます〜〜〜！！！（ ; ; ）そう言ってくださると励みになります！！！また全力で頑張って行きます！！ありがとうございます！(´；Д；`) (2020年5月4日 23時) (レス) id: 8632b5f5bd (このIDを非表示/違反報告)
あおあい - とっっっっっっっっっっっっっっってもおもしろいかったです！ 頑張ってください。 (2020年5月4日 19時) (レス) id: 854b6d1b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2020年3月31日 12時
