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※タイトル変更させて頂きました。
土曜日、朝。
待ち合わせの時間より3時間前に目が覚めた。夜も遠足前みたいに眠れなくて、羊を数えて無理やり眠った。自分が思うよりも脳が楽しみにしているようなのが面白い。
｢今日は念入りに準備しなきゃ｣
いつもよりも丁寧に顔を洗って、いつもよりも丁寧にむくみ取りマッサージを行う。髪は普段ストレートばっかりだからちょっと緩めに巻いた。ギャップ萌えでグッと来る、らしい。友達談。
下地からファンデーションまで時間を掛けてゆっくり行う。3時間前で起きてちょうど良かったかも。大学やバイトの時は殆どしないアイメイクも、今日は美しく見えるようにアイシャドウやグリッターを瞼に差し込んだ。
｢うわ〜！ちょっと可愛くない？｣
化粧する時って独り言多くなっちゃうのなんでだろ。自分が可愛くなっていくのが目に見えてテンション上がるからかな。
ビューラーで睫毛を上げて、テラコッタカラーのマスカラをたっぷり乗せる。ダマにならないようにしたら綺麗な睫毛の完成。小さな頃から髪の毛と睫毛は｢綺麗ね｣と特に褒められた。チャームポイントは活躍させたい。
｢よし｣
肩口がリボンで結ばれた可愛いビスチェに、すらっと見えるハイウエストのデニム。靴は歩きやすいけど甘く見える花の着いたミュールサンダルにした。
ラフだけど可愛らしい感じを私なりに解釈してみた結果の服装。友達にも見てもらってOKもらったし、大丈夫でしょう！
玄関の鏡でもう一度くるり、と体を一周させて全身チェック。十分だ。
｢行ってきまーす！｣
玄関を出ると雲ひとつない晴天が見えた。照りつけてくる太陽に負けないぐらい今の私の気分は明るい。お気に入りの音楽を聴きながら、待ち合わせの駅を目指す。歩くのが勿体ない、けど走ったら化粧が落ちちゃうかも。
早く矢花くんに会いたい。
心の中で思うと自然と足が軽くなって、早歩きになっている。ミュールのサンダルがコツコツと鳴る。会ったらまずなんて言おう、｢おはようございます｣かな。
＊
早歩きで来たせいか十分も早くついてしまった。携帯でも見て待ってようかな、と待ち合わせの目印の場所を見るとスラッとした背の高い人がちょうど立っていた。
あ、もう居る。
矢花くんは下を向いて携帯を見ている。私には気づいていないらしい。私は気持ちのままに小走りで彼の元に近づいた。
｢矢花くん！｣
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しあわせならあくしゅしよ(プロフ) - ☆さん» （ ; ; ）ありがとうございます！お待たせしてしま申し訳ないです、書く気力がじわじわ戻りつつあるので最後まで楽しんでいただければと思います･･････‼️ (11月1日 19時) (
レス) id: 8632b5f5bd (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - すごく好きなお話です！更新楽しみにしてます💖 (10月30日 2時) (レス) id: 576c521bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2023年7月23日 21時
