無痛症の声優さん

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結局……高熱ありました


頭痛くないし気づかないんだよね


あははー


江口｢なにかいる物ある？｣


｢いや、大丈夫です｣


江口｢本当にー？？｣


｢まじで、力入らないんで帰ってください｣


喉とか全く痛くないけど力が入らない


こんなきつかったっけ


咳めっちゃ出るし


江口さんに移すと悪いしね


江口｢力が入らないなら頼ってよぉぉぉ！！｣


｢ほら、江口さん移りますよ……ゴホ……ッ｣


江口｢移してもいいから！！ねーぇ！！｣


｢良くないんで帰ってください｣


江口｢ねーーぇ！！押さないで！！｣


｢はい、ありがとうございましたー｣


よし…………これで寝よう


寝たら治るし


多分……？


とにかく……！！


いつも通り寝てたら治るはず


なんて考えていた


その時に、電話がかかってきた


｢……もしもし｣


梅原｢おー、声死んでる｣


｢そりゃ、風邪引いてますから｣


梅原｢江口さんは｣


｢帰ったよ｣


梅原｢あ、そう｣


｢てか、なんで電話かけてきたんですか、壮馬くんが良かったんだけど｣


梅原｢壮馬くんじゃなくて悪かったな｣


｢あ、梅ちゃんでいいや、ポカリかなにか買ってきて｣


梅原｢雑用かよ｣


｢よろしくー｣


梅ちゃんなら移してもいいや


なんてね

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