No.8 ページ9
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梅「じゃあ。」
電話を切ろうとしていた。
すると、皆崎さんはカバンを持って玄関の方へと向かっていた。
帰らないでほしい。
言葉よりも先に手が動いていた。
貴「梅原くん…?」
梅「帰らないでって言ったじゃん…」
貴「でも、彼女さんいるんだよね?申し訳ないよ。」
やっぱり、さっきの電話で分かったよな。
梅「いいの。今は1人になりたくない。」
長い沈黙、俺はまた鈴木さんを抱きしめた。
梅「2番目の彼女になってください。」
気がつけばそう口が滑っていた。
貴「どういう意味?」
梅「え、あ、いや、その…」
俺は全て話すことにした。
彼女と別れたいのに別れることが出来ない事。
仕事がうまくいっていない事。
皆崎さんは幻滅したかな。
梅「変な事言ってごめん。」
貴「いいよ。」
梅「え…?」
貴「2番目の彼女になってもいいよ。その代わり…」
長い沈黙があった。
貴「私の2番目の彼氏になってください。」
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えちあーと@更新遅刻(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました!(えちあーとというものです!)このお話すごく面白くて大好きです!続きが凄い気になります!これからも更新頑張ってください! (2018年1月16日 21時) (レス) id: 33e26ecc09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うた | 作成日時:2017年12月12日 19時