□ 拡声器で愛を叫ぶ【K.Y】

… ページ27

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私、変かも知れない


すーちゃんと岸が肩を組んだ時、なんかモヤッとした。

馬鹿じゃないから どうしてかは分かってる。多分、嫉妬。


変な気持ちになって ２人を置いて来ちゃった。







…ていうか、好きじゃないのに嫉妬ってするもんなのか


そもそも どっちに嫉妬？

すーちゃんと肩を組んだ岸に嫉妬？それとも岸と肩を組んだすーちゃんに嫉妬？



…分かんないや。頭パンクしそう。









｢、おいっ。置いて行くなよ｣




…最悪なタイミング

追いかけて来るなよーーもう。





｢…んん、ごめん。話し込んでたからさ｣

｢まあいいけどさ…あ、先輩がごめそ！だってよ。なんの事かは分かんないけど｣

｢…え｣




なんで、謝るの

すーちゃんの目には 私が岸を取られて嫉妬したように映ってたって事？

私はすーちゃんに嫉妬してたって事？



…うそ、そんな訳ない、





冷静な頭とは反対に

自分でも 顔に熱が集まっているのが分かる。







｢おわっどしたん？顔真っ赤だぞ。｣


｢…どうしよう｣


｢何なに、なんかあった？｣


｢、先に行くからついてこないで。絶対｣


｢ええ？！じゃあ放課後も一緒に帰ろうなー！｣


｢…考えとく｣






至急 海人に相談だ。




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