ビラヴド 【Mizuki.i】

最愛の 12 ページ13

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｢、ごめん｣

｢いや、俺こそすみません｣









様子見を始めて6日
そろそろ瑞稀が色々な意味で爆発しそうな頃合い。







そんな日、瑞稀達を迎えに来た時に

ドアの所でウチのクラスの真面目くんとぶつかった。









｢井上くんと…新田さんに用事？｣


｢おー。ひとりでサボんのも寂しいし誘おうと思ってさ｣









暫く誰にも声をかけないで覗いてるから、俺が呼んでやろーか？と聞くと 首を振って何処かに行ってしまった。

…なんだ？変なヤツ。









入れ違うように、瑞稀とAに駆け寄った。

ふたりの席は数個離れていて、まあそのままでも話せない事は無い。









｢よぉ。5限さぼろ！｣


｢俺ら小テストあるから無理｣


｢えー｣








即答した瑞稀

Aに顔を向けると、まるで俺とは話さない！と言わんばかりに教科書に齧り付いていた。









｢…Aチャーン？｣

｢Aはいません｣






｢どしたの、最近なんか変だよ｣

｢別に…、｣









瑞稀も俺達に視線を寄越していて、

教科書を取り上げようとしたその時 横から腕を引かれた。






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