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｢お茶入れてきたぞー…ってうぉい！！！｣
部屋に入ると 俺の本棚やベッドの下を漁る紫耀とA子の姿が一番に目に入る。
目的は俺のゔゔんな本だろうが、俺はそんな所には隠していない！ふふん。
｢ お茶ありがとう〜、喉乾いてたの ｣
｢あの二人岸くんのゔゔんな本探してるよ｣
｢ 岸くんのゔゔん本？ ｣
｢うん、ゔゔん本｣
やめて…マドンナがそんな言葉口にしないで……
てかイワゲン(人1)さんとA子に慣れたのかね。前みたいに挙動不審になってない！
｢岸！アンタゔゔん本どこに隠してんのよ！｣
｢全然無いねんけど〜岸くんが読んでへんとか有り得へんし…｣
｢誰が言うかッ！ほら、もう諦めてお茶飲めよ｣
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クーラーのかかった静かな部屋で カランカラン、と氷の音だけが聞こえる。
｢…よし、そろそろ帰ろうかな。｣
｢え、イワゲン早くね？何か用事でもあんの？｣
｢恋のキューピットにでもなろうかと思って｣
｢…待って、私帰んないからね！！｣
早々何かを察したのかA子が声を荒らげる
俺と紫耀と(人1)さんは？？？状態だ。
｢佐々木さん、平野くん帰るよ〜｣
｢ ん？私は？ ｣
｢え？(人1)ちゃんは岸くんとよろしくやるんだよ？｣
｢ …待って待って おねがいだからA子置いていって！！ ｣
｢(人1)さん俺はいいん！？｣
｢だめだめ。岸くん頑張りなよ！｣
イワゲンがこそっとA子と紫耀に耳打ちしたかと思うと さっきまで暴れていた二人が大人しくなった。
｢…岸、(人1)に手出したら許さないからね！｣
｢(人1)さぁ〜ん………｣
二人はイワゲンに連れられて名残惜しそうに部屋を出ていった。
…ん？今俺(人1)さんとふたりきり…？しかも俺の部屋で……？
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作者名：⊂((・x・))⊃ | 作成日時：2018年2月9日 19時
