内緒ゴト ページ48
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「今日は飲んでもいいよ。誰にも内緒、特別ね」
夜、約束通り 顕嵐から送られてきた住所に向かうと 完全個室制の落ち着いた雰囲気のお店。
すでに到着していた顕嵐は優しい顔でそう言った
絡み酒が酷い私はジャニーさん直々にお酒を禁止されているから飲めるのは年に数回くらい…。
「 …じゃあ、生ひとつ! 」
「はいはい 笑」
運ばれてきた大きなジョッキにわくわくを隠せない
「 …おもいっきし絡んじゃうと思うけど、ごめんね。先に謝っとく! 」
顕嵐に断りを入れて
我慢が出来なくなった私は大きなジョッキを両手で持ち ゴクゴクと飲み進めていく。
「うわ、相変わらずいい飲みっぷり…動画撮ろっと」
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「 …顕嵐、好きだよ〜!5番目くらいに!顕嵐は?私の事どれ位好き!? 」
「まだ1杯目なのにこれか…先が思いやられるな…」
「 顕嵐〜答えてよぉ〜〜! 」
対面する形で座っていた筈なのにいつの間にかこっちに来て絡んでくる(人1)
やっぱり神宮寺呼んどくべきだったかな…。
顔を紅くして 詰め寄ってくる(人1)。危機感無さすぎだよね、この子。
個室にして正解だよ
「 顕嵐、顕嵐聞いて。もう少しで私のコンサートなの。なのにねぇ、問題が山積みでね〜…責任が重いなあ、逃げたいなあ 」
「お前が頑張ってるのは皆分かってるよ、よしよし」
こういうのは俺の専門じゃないんだけどな…?
ありきたりな言葉を並べて 頭を撫でて。
どうせ酔いが覚めた時には覚えてないんだから適当でいいんだよ、適当で。
「 …山下くん、山下くん呼んで!! 」
「どうしたの急に。無理だよ」
「 じゃあ村上くん! 」
「もっと無理だよ、馬鹿」
もう誰でもいいから、ヘルプ…。
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作者名:⊂((・x・))⊃ | 作成日時:2018年1月31日 20時