もっと優しくしてください江口さん！3

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江口「Aちゃん何飲む？」


貴方「あ、えっと…じゃあ江口さんと同じものを…」







仕事が終わり約束通り江口さんのお家にお邪魔した
ソファで待つよう言われて腰を降ろしたけどソワソワしてしまう







西山『とにかく！そのつもりで行きなよ！』






今日のお昼に宏太朗に言われた事を思い出す
そのつもりって？どのつもり？どういう心構えでいればいいの！？







江口「はいどーぞ」


貴方「あ、ありがとうございます…！」







江口さんからグラスを受け取ると隣に座られ更に緊張感が増した







江口「Aちゃん」


貴方「ひゃい！」


江口「ぶっ」







不意に名前を呼ばれた事に驚いて噛んでしまった
それを聞いて吹き出す江口さん
余計に恥ずかしい…







江口「…緊張してるの？」






私を覗き込んでそんな事を言う江口さんは楽しそうに笑っていた


そりゃ宏太朗からあんな事聞いたら嫌でも意識するし緊張してしまう








江口「なんで緊張してるの？」






私の頬を撫でながらそんな事を聞く江口さんはきっと私が緊張してる理由なんて分かってるんだろう
それでもあえて聞く所が江口さんらしいというかなんというか…







江口「こっち向いて」






恥ずかしさと緊張のせいで江口さんの顔が見れず下を向いているとそう言われてしぶしぶ顔をあげた






貴方「んっ…ふっ、まっ…ッ」






顔を上げると唇が重なりすぐに舌が入ってきた
私はこの撫でられるようなキスがちょっと苦手だ。頭がフワフワしてくるから


それに段々力が抜けてくる。
ていうか前からちょっと思ってたんだけど…江口さんでキス好きなのかな？



必死にしがみついて彼のキスに応えながらそんな事を考えているとゆっくり唇が離れた







江口「…今日、泊まってく？」






き、きた…！宏太朗の言っていた通りだ…
私今日本当に抱かれちゃうのかな！？
い、いやまあ付き合ってるし大好きな人になら別に構わないしちょっと興味はある…けどやっぱり恥ずかしいし少しだけ怖い


でもいずれはそうなるだろうって思ってたし、それがたまたま今日なだけだから！！！うん！！！




私は残っている力を振り絞って1度だけコクンと頷いた









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