もっと優しくしてください江口さん！2

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貴方「付き合ってもない人にキスされて嫌じゃないのって変なのかな…」





現場が一緒だった梅ちゃんとお昼を食べながらそんな質問をした






貴方「聞いてる？」


梅原「…別に。変じゃないんじゃない？」


貴方「…何か最近江口さんといると胸がくすぐったいというかチクチクするんだよね…」


梅原「…」


貴方「ねえ〜！聞いてる？」


梅原「あー…うん。聞いてるよ」


貴方「どうしたの？さっきからぼーっとして」


梅原「何でもない。で、なんだっけ？胸が小さくて悩んでるって？」


貴方「そんな話してない！胸がくすぐったいっていう話！」







良かった。いつもの梅ちゃんだ。
てか私別に胸小さくないし！普通だし！！







貴方「……私ね、たぶん「江口さんの事好きになった？」ええ！？！？」






最近気づき始めたこの気持ちを報告しようと話し始めると途中で遮られた
な、なんで知ってるの






梅原「やっぱり」


貴方「な、なんで分かったの!?」


梅原「…見てたらわかる」






私そんなわかりやすいのかな？
ちょっと恥ずかしい…






貴方「梅ちゃんには絶対1番に報告したかったんだ！1番仲良しな同期だから！」


梅原「…うん。まあ頑張れよ」


貴方「えへへ…何か恥ずかしいね笑」






恋してる子は皆こんな気持ちだったんだ
好きな人がいるってだけでいつもと変わらない毎日が楽しく感じられる
梅ちゃんもこんな感じなのかな





貴方「そういえば最近好きな子とはどうなの？」


梅原「あー…最近振られたわ」


貴方「えっ…そうだったの？ごめんなさい…」


梅原「別にいいって笑 わかってた事だし」






笑ってはいるけどとても辛そうな目をしていた
自分の気持ちに気づいた事に浮かれてつい聞いてしまったけどまさか振られていたなんて…






梅原「…そろそろ行くか」


貴方「う、うん！」






私は告白するべきなんだろうか
もし梅ちゃんのように振られてしまったら…
そう考えたら中々行動にうつせなかった









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