もっと優しくしてください江口さん！2

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江口「…？どうしたの？」


貴方「あ、えっと…」







伝えたいと思ってもいざ目の前にすると言葉が喉に詰まって出てこない。
江口さん不思議がってるし早くなにか言わなきゃ…っ







江口「俺とご飯嫌だった？」


貴方「え？」







そう言って笑う江口さんはとても悲しそうだった
「帰ろっか」と歩き出す彼の腕をもう一度掴んで今伝えられる精一杯の気持ちをぶつけた







貴方「っ好きです！…江口さんの事が好きなんです！」







初めてする告白に体と声が震えているのが自分でも分かった
顔を見れずに、でも掴んでいる手だけは強く。






貴方「江口さんが他の人とキスしてるの見て凄く嫌で…私だけじゃないんだって思ったら悲しくて…でもやっぱり私は江口さんが好きなんです…っ大好きで…！」







私が言い終える前に掴んでいた腕を引っ張られて江口さんに抱きしめられた
ふわっと香るいつもの江口さんの香りにドキドキしてしまう







江口「はぁ…」


貴方「え、江口さん…？」


江口「可愛すぎだろ」


貴方「っ」







大きくため息をつく江口さんの手に力が込められより強く抱きしめられる

い、今可愛いって…！！






江口「俺も好きだよ」


貴方「…えっ」


江口「俺の方がずっと前からAちゃんの事好きだったんだよ」






ゆっくりと体を離すと両手で私の顔を優しく包み込んだ
そんな彼の瞳は少し潤んでいてとても綺麗だった




ずっと前からって…
私だってきっと「一生彼氏が出来なさそう」って言われたあの日から貴方に惹かれてたんだよ



気づくのは遅れちゃったけどずっと好きでした







江口「俺と付き合って下さい」






聞きたかった言葉に涙が溢れ彼の胸に飛び込んだ






貴方「よろしくお願いします…っ」








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