もっと優しくしてください江口さん！2

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江口さんと同じ現場のアフレコ収録が終わり、私は別の仕事現場へ向かった





私なんで急にご飯なんか誘われたんだ
一緒にご飯食べたら教えてくれるってこと？
ただご飯を一緒に食べられるのは嬉しいな







西山「なにニヤニヤしてんの？」


貴方「宏太朗！梅ちゃん！…私ニヤニヤしてた？」


梅原「うん。変な顔だった」






失礼な。
好きな人とご飯行くんだもん。そりゃちょっとくらい顔が緩む







西山「何かいい事でもあったの？」


貴方「えっと…江口さんにご飯誘われて」


西山「えっ、あ…そ、そうなんだ！」






私の言葉にあからさまに動揺して隣の梅ちゃんをチラッと見た
何をそんなに慌ててるのさ







梅原「へえ〜良かったじゃん」


貴方「う、うん！」






早く仕事終わらないかな…
ダメダメ。仕事はちゃんとしないと。






ああでも早く会いたくて仕方がない。




恋って人を悪くする事もあるのかも。
また1つ恋を学びました。







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貴方「じゃあ宏太朗、梅ちゃん、お疲れ様！」


梅原「おー」


西山「慌てて転ばないようにね？」


貴方「はーい！」





やっと終わったよー！
あ、江口さんに連絡しなきゃ







A今終わりました!

江口さんお疲れ様。駐車場で待ってるね






その返信を見て急いで駐車場へ向かった








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駐車場に着いて江口さんはどこだとキョロキョロしていると江口さんの声が聞こえてその場所に向かった







貴方「江口さ……！」






目の前の光景を見て言葉を失った
江口さんが女性とキスをしていたから…



身体が固まって立ち尽くしていると江口さんと目が合ってその場から立ち去った



名前を呼ばれたような気がしたがそんなのどうでもよかった








…なんだ。私だけじゃなかったんだ
勝手に期待した自分が恥ずかしい








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