【呪術廻戦】純愛至上主義。 (ページ11)

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１０話ページ11

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「熱中症の症状って何か知ってる？」

「知りませんよ。熱中症っぽいなら教室ではなく医務室を強くおすすめします」

「七海は冷たいなー。ちょっとは心配とかねえの？」

「ないです。あなたの場合、熱中症に当てられるぐらいでトントンですから」

妙に深刻そうにするから事件でもあったかと思ったら熱中症か。
ここ最近、気温上昇が騒がれてるからお坊ちゃん育ちの先輩にこの暑さは耐えられないのかもしれない。

「軽度はめまいとか立ちくらみで、中程度なら頭痛とか、重度は高体温が挙げられるんだって」

「はい」

「俺はどんぐらいなんだろな」

「･･･今日は一段とめんどくさいですね。なんか悩みでもあるなら聞かないこともないですけど」

この人がめんどくさいのはいつものことながら、今日はちょっとグレードアップしてる気がする。
夏油さんは任務だとか灰原が言ってた気がするから構ってくれる人がいなくなってしまったんだろう。

「ウザいついでです。独り言だと思って聞いてますよ」

「･･･今日、傑が任務なんだよ。Aと二人で」

「存じてます」

「俺、傑にAをちゃんと守れよって言ったんだ」

「･･･今からでも遅くないですから医務室行きましょう。肩貸します」

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