３３話 ページ34
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「あ、で、結局いつにします？」
一郎「そうだなー、乱数はいつ頃空いてるんだ？」
乱数「僕？僕はねー来週とか！来週の日曜日は空いてるよ！」
一郎「来週の日曜か、俺も特に用事はないな。Aちゃんは？」
無論、私もこれといった用事はない。というのも、私が勝手に週休二日の超ホワイト企業に仕立てているからである。
そのせいで、姐さんに皺寄せがいっているような気がしなくもないが、許してもらっている間は可能な限りぬるま湯に浸かり続けようと思っている所存だ。
一郎「じゃあ、来週の日曜で決まりだな！何したいとかはあるのか？」
「したいことか･･･あ！ス○パラ行くってのはどうです？？５品無料チケットとかいう神アイテムがありまして」
乱数「えっ、ほんと！？行きたい行きたい！！」
一郎「すごいなぁ！なんだってそんなもん持ってんだ？」
「えへへ〜伊坂の姐さんが若いもんで行ってこいってくれたんです」
本当は姐さんも「若いもんで行け」と実家から送られてきたものであり、更にそれが私に横流しされたのである。
私なら学校の友達とそういうところに行きたがるであろうと思い、送られてきた４枚全てをくれたらしい。
それがどういうわけかピチピチのJCとではなく、19の兄さんと少年の心を忘れない成人男性とで行くことになったのだ。
人生何があるかわかったもんじゃない。
「店はどこにします？渋谷の方なら原宿にありますが」
乱数「そこだと〜、お店が開くのは11時だね！」
一郎「そんじゃあ、11時に現地集合でどうだ？」
「りょーかいです」
乱数「オッケー！」
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作者名：梅昆布茶 | 作成日時：2023年4月29日 16時
