雲隠れ声優と僕【梅原裕一郎】 (ページ9)

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9話ページ9

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A「もーーどいつもこいつも！私の事弄びすぎやねん！」

ジュースを飲みながら叫ぶ

貴方「ほんま意味わからん！特に裕一郎くん！！」

？？「俺？」

貴方「ほえっ？！」

ど、どどどどうして？！

梅原「関西弁」

貴方「あ～～私さ出身地も隠してるから、マネージャーと喋る時とか家にいる時しか方言出さなきようにしてるの」

梅原「関西出身だったんだ」

貴方「うん。」

貴方「恥ずかしいので、どうかご内密に」

梅原「言わねーよ」

梅原「言うわけないやろ」

私を真似した関西弁

少しぎこちなくてカワイイ

貴方「んじゃー裕一郎くんの前では関西弁で喋ろっかな！」

貴方「声優業界で1番仲いいのは裕一郎くんだもん」

そう笑うと複雑そうな顔をした

私も複雑な気持ちになった

何でだろう、胸がモヤモヤして

貴方「苦しい」

梅原「大丈夫？」

貴方「裕一郎くんと居ると、色んな感情になる」

梅原「それって…」

それって？何なの？

……好きってこと？

好きなんだ

私、裕一郎くんが好き

ぶわぁっと赤くなって、顔を覆った

梅原「A？」

貴方「見んといて！」

梅原「お、おう。じゃあ後で」

嘘でしょ

もうやだ、今更こんな歳になって子供みたいにはしゃいでる

貴方「…好き」

好きって感情は自然と肯定できた

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