雲隠れ声優と僕【梅原裕一郎】

6話 ページ6

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梅原『おつかれ』


交換した連絡先から送られてきた

梅原くんはどこまででもクールだな



梅原『(スタンプ)』


貴方「ぷっ！何それ」



と思ったら、変なスタンプが送られてきた

思わず笑ってしまった


マネージャー「どうした？」

貴方「いーや！そうや最近話題のタピオカ飲みたい！」

マネージャー「だーめ！」

貴方「お願い！お兄ちゃん！！」


出身地も公開してない私にとっては、お国ことばも御法度

気が抜けない



マネージャーは私の実の兄で色々とお世話してくれる


雲隠れ声優は、顔見せNGだからって楽な訳じゃない


貴方「お兄ちゃんありがとう」

斉木「事務所に業務残してるからまた後で」

貴方「ん！ご飯作って待ってる〜」



マネージャーに手を振り、ため息が出た


今日は私の出演してるアニメのイベントがあるとかないとか

私も本当はイベント出たいんだよね

一体感生まれるじゃん？

参加してみたいんだよ



ホントはね



貴方『お疲れ〜次の収録もよろしくね』


貴方『(スタンプ)』



貴方「ふっ…やっぱ面白いよ。裕一郎くん」



貴方「頑張るか」


作品もたくさん出させてもらってるし

今の生活に不足はないんだけど、

どこか満足してないんだよね



何だろな



貴方「恋、とか…？んな、訳！！」




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