雲隠れ声優と僕【梅原裕一郎】

11話 ページ14

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斉木「あと、これは個人的な話ですが」

梅原「はい？」

斉木「梅原さん、斉木の事好きでしょ？」


咳き込んだ



梅原「どうしてそうお思いに？」

斉木「Aのことずっと見てますから」


ズキン、胸が痛い

マネージャーさんはどうしてそんなに知っているんだ？

マネージャーさんは彼氏で奪うなとでも今から言われるんだろうか


斉木「何か誤解されてますか？」

梅原「といいますと？」

斉木「実は俺、Aの…」


"彼氏"という言葉を聞きたくなかったため目を瞑ると


A「お兄ちゃん？！と裕一郎くん？？？！！！」


…え？


梅原「お兄ちゃん？？！！」

斉木「申し遅れました。私、斉木Aの兄でマネージャーの斉木です」

梅原「ふぁっ？！」



思わず変な声が出た

それと同時に、名刺を渡された

本当だ、よく考えたら名字一緒だったわ


梅原「あ、はぁ…」

貴方「あ！！お兄ちゃん！！」


ゴソゴソと何かを話していた

多分、倒れたことの事



斉木「言ってないよ。Aから言いたいんじゃないかなと思ってね」


本当になんのことだろう

ここまでAのことを知りたいと思うのも、Aだからなんだよなぁ





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