カレカノごっこ2【梅原裕一郎】

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貴方「裕一郎くん起きて」


梅原「あと5分…」


貴方「それもう6回目だよ〜！」


梅原「うるさい…」







眉を雛に寄せて私を布団の中に引きずり込み後ろから抱きしめるとまた寝始めてしまった

裕一郎くん朝弱すぎ…！
これじゃあこの前みたいに遅刻しちゃうよ〜！！
…あ、そうだ！！









貴方「あ、朝ごはん一緒に食べたいな…っ」


梅原「…」








その言葉にピクっと眉が動いたのを見てもう一押しだと思い更に続けた








貴方「この前作ってあげられなかったから簡単なもので良ければ作ろうかな〜って思ってたんだけど…食べない？」


梅原「………………食う」









そう言って眠そうにしつつも体を起こしてくれた
良かった〜！遅刻はなんとか免れそう

裕一郎くんを洗面台に行かせて顔と歯を洗ってもらっている間に朝食の用意を進めた









貴方「裕一郎くん卵焼き甘い派？しょっぱい派？」


梅原「甘いの」


貴方「了解です」








味噌汁と卵焼きとほうれん草のお浸しに白米
ちょっと質素だけどあんまり時間ないから今日はこれで我慢してもらおう



卵焼きを切っていると後ろから手が伸びてパクッとつまみ食いをされた

背中に裕一郎くんの体温が感じられてじわっと体が熱くなった









梅原「うま」

貴方「っ…も、もう出来るから座ってて」








素直に座ってくれた裕一郎くんに出来上がった料理を差し出すとしっかり手を合わせて「いただきます」をしてくれた

やっぱり礼儀正しいな
…普段の意地悪さからは想像出来ないけど









貴方「…どう？」


梅原「美味い」


貴方「ほ、ほんと？良かった…」








良かった。今度はちゃんとしたもの作って食べてもらいたいな








梅原「…そういえば本城さんとはどうなったの？」


貴方「陽太くん？別にどうもなってないよ？」


梅原「でも告白でもされたんじゃないの」


貴方「ま、まあ…でも断りました…！」


梅原「…ふーん」








陽太くんの気持ちは嬉しいけど私は裕一郎くんが好きだから
…裕一郎くんにもそう言えたらいいのにな






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