カレカノごっこ3【梅原裕一郎】

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貴方「お父さん…なんでここに…」


父「それはこっちのセリフだ。いつまでこんな所に居るつもりだ」


貴方「…」








なんでお父さんがこんな所に…！
焦りと不安でカタカタと体が震え始めた







父「お前を家へ連れて帰る。今すぐにだ」


貴方「なっ…何言って…っ」


父「しばらく好きにさせてやろうと思っていたが…なんだあのCMは」








なんだって…私はただ自分が変われるチャンスだと思って…
それにお父さんには関係ない…！








父「あんなはしたない格好でテレビに出るなんて何を考えてるんだ。私に恥をかかせる気か！」


貴方「っ…」









はしたない事なんてない！裕一郎くんのお姉さんが私のために用意してくれた衣装だ
なんでそんな風に言われなくちゃ行けないの！

そう思っても口からは何も出てこなかった








父「帰るぞ」

貴方「や、やだ…！」







私の手を引っ張り楽屋を出ようとした時もう片方の手を裕一郎くんに掴まれた








父「なんだ君は」


梅原「ご挨拶が遅れてすみません。Aさんとお付き合いさせて頂いてます。梅原裕一郎です」


父「…君か。テレビであんな事をしたのは」








お父さんは裕一郎くんを睨みつけるともう一度私に向き直った









父「今すぐ別れなさい」


貴方「…！」


父「お前の結婚相手は決まってると言ったはずだ」


梅原「！」


貴方「ち、違う！私は…っ」


父「帰るぞ」








お父さんはもう一度私の手を掴むと楽屋から連れ出した
裕一郎くんは今度は私の手を引いてはくれなかった…








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