カレカノごっこ6【梅原裕一郎】

249 ページ9

.








皆が用意してくれたケーキを食べたり楽しくお話をしたりととても思い出に残る誕生日を過ごせた


改めてお礼を言って裕一郎くんと一緒に家に帰りソファに腰をかけて皆から貰ったプレゼントを眺めていると裕一郎くんも隣に腰を下ろした









梅原「楽しかった？」

貴方「うん！」

梅原「本当は2人きりで祝おうと思ったんだけど皆祝いたがってたしAも喜ぶかなって」

貴方「ありがとう、すっごく嬉しいよ！」









私の為を思ってやってくれた事が嬉しくて笑顔でお礼を伝えると私にある箱を差し出した









梅原「俺からのプレゼント」

貴方「ありがとう…！開けてもいい？」

梅原「もちろん」









受け取った箱を開けると中には3本のバラが咲いているように飾られていた









貴方「わあ…！可愛い！」

梅原「プリザーブドフラワーっていって色素を抜いた花に染料を吸わせて綺麗なまま長持ちさせてるんだって」

貴方「へ〜！素敵…！あれ？ここ引き出になってる…」









箱の底が引き出になっていて気になって引き出してみると中に小さなワンポイントのネックレスが入っていた

驚いて裕一郎くんに顔を向けると少しだけ照れくさそうに笑っていた









梅原「メインはそっち」

貴方「綺麗…」









もう言葉にならなくてキラリと輝くネックレスを見つめていると私の手から取って背後に回ってネックレスを首に付けてくれた









梅原「似合ってんじゃん」

貴方「っ…」









優しく笑う裕一郎くんに胸がいっぱいになり飛びつくと支えるように腰に手を添えてくれた









貴方「ありがとう…っ」

梅原「どういたしまして」









こんな素敵なネックレス私には勿体ないよ
私の事を思って選んでくれたのかな？
私が喜ぶって思ってくれたのかな？


裕一郎くんの行動や思考全部が嬉しい


本当に本当にありがとう…っ
この素敵なネックレスに似合うような女性になるね









.

250※→←248

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す