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楽屋で待機中、お手洗いに行きたくなって席を立つと隣に座っていた裕一郎くんに手を掴まれた
驚いて振り返ると何故か不安そうな顔で私を見つめていた
梅原「どこ行くの?」
貴方「えっ…お手洗いだけど…?」
梅原「あ、そう…」
貴方「?」
私から手を離すと台本に目を戻した
どうしたんだろう…
楽屋から戻るとさっきからやけに裕一郎くんの距離が近い…というかベッタリなんだけど…
貴方「あ、あの…裕一郎くん?」
梅原「ん?」
貴方「ちょっと近くないかな?」
梅原「近くない」
本当に急にどうしたんだろう?
…寂しいのかな?
西山「嫌いって言われたの相当ダメージだったんでしょ笑」
貴方「そ、そういう事…!」
江口「しばらくは片時も離れたくないって事でしょ笑」
宏ちゃんと江口さんに言われた事が図星だったのか、ふんっとそっぽを向く裕一郎くんが可愛く見えて2人が居る事も忘れて思わず抱きついた
貴方「裕一郎くん…可愛い…!」
梅原「もっと強く」
要望通りに思い切り力を込めて抱きしめると裕一郎くんも強く抱きしめ返してくれた
貴方「裕一郎くん大好きだよっ」
梅原「俺も大好き」
体を離してニコニコと笑顔を向けると裕一郎くんも嬉しそうに笑顔を向けて当たり前のように顔を近づけてきた
貴方「キスはダメだよ」
梅原「抱きついてきたのはヒツジの方だろ」
貴方「それはそれ、キスはキスだよ」
梅原「…チッ」
貴方「舌打ちしちゃダメっ」
不貞腐れる裕一郎くんの頬を両手でギュッと挟んで怒るとムス〜ッと唇を尖らせていた
拗ねてる…笑
西山「相変わらずだな〜笑」
江口「ほんと笑」
呆れた様に笑って私達から視線を外すと2人で会話を始める宏ちゃん達を見てこっそり裕一郎くんに唇を重ねた
梅原「!」
貴方「えへへっ」
梅原「ヒツジ!もういっか」
貴方「さてと!そろそろ本番だよ!準備準備!」
梅原「………ずる過ぎだろ〜…」
貴方「ふふっ笑」
初めて裕一郎くんより優位に立っちゃった〜!
なんだか勝った気分で嬉しい〜!
この行動を夜に後悔するのはまた別のお話…
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はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様、コメントありがとうございます!脳内で江口さんの声で再生されました笑 シーズン7が公開されるまで少しの間待っていて下さい^^* (2021年5月2日 14時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
サチ - ちょっと〜ねぇ〜(江口さん風でお願いします)ウキウキでニヤニヤで読んでいたのに…えっ…ってなりましたよ?流石です。はっとりさん。もっていくのがお上手です!え〜どうなるんでしょ…(泣) (2021年5月2日 12時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - ゆいさん» ゆい様、コメントありがとうございます!ここまでお付き合い頂けて嬉しいです!更新頑張ります! (2021年4月30日 23時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - カレカノごっこ、1からみてます!私、梅原さん大好きなので、作品を書いてくれて嬉しいです!これからも、休み休み頑張ってください!応援しています! (2021年4月30日 22時) (レス) id: 242d71ebf1 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - ちょりさん» ちょり様、コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからも楽しんで読んで頂けるよう頑張りますので今後ともよろしくお願い致します! (2021年4月24日 12時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっとり | 作成日時:2021年4月10日 23時