カレカノごっこ6【梅原裕一郎】

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大上「じゃあ名前だけでも教えて下さい！！」

貴方「あ、えっとね、」

梅原「教えない」

貴方「えっ」








これから一緒に仕事する事になるだろうし普通に名乗ろうとしたら裕一郎くんに遮られた









大上「名前もダメなんすか！？」

梅原「ダメ」

大上「じゃ、じゃあヒントだけでも！」

梅原「それで分かったら逆にすげえよ」

貴方「あはは…初めまして。日辻Aです」









さすがに名前を名乗らないのは良くないと思って名乗ると大上くんはパアッと笑顔を私に向けた
逆に裕一郎くんにはジトーっと嫌そうな顔で見つめられた

しょうがないじゃん〜！！さすがに無視できないもん！









大上「羊！？」

貴方「羊じゃなくて日辻だよ！」

大上「俺は狼じゃなくて大上です！」

貴方「そ、そうだね？」

大上「羊さん…狼と羊！なんか相性いい気がしませんか！？」

貴方「えっ？」









そう言って少し顔を赤らめながらもう一度私の手を握った
驚いてアタフタしてると裕一郎くんが大上くんの腕を掴みあげた









大上「いててててててて！！」

梅原「触んなっつってんだろ。つか狼と羊は相性良くねえだろ」

大上「で、でも狼と羊は物語でいつもペアで出てくるじゃないですか！」

梅原「狼が羊を食う役でな。羊は狼を怖がってんだから相性は最悪なんだよ調子乗んな」

大上「ちぇっ」









なんかこの2人相性いいかも…？
宏ちゃん達も2人のやり取りを見て笑っていた









「大上くん！ちょっといい？」

大上「はーい！マネージャーに呼ばれたんで行ってきます！収録よろしくお願いします！」









元気よく頭を下げる大上くんにヒラヒラと手を振ると嬉しそうに振り返してくれた

裕一郎くんはそんな私を隠すようにまた前に立った
もう…笑








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