うちのマンネは紅一点

・ジンside ページ24

アイドルグループと合流した時点で気づいた

Aのことをよく思ってないことなんて
何年一緒にいて、何年もAは辛い思いしてるんだ




Aはいつからこんなに我慢するようになったんだろ
我慢させてしまってるのは僕達のせいだけど




男の中で女の子1人

それだけでも辛いはずなのにいつもセンターをジョングクと立ってくれる





JN『あの、最後に挨拶に来ました。僕ら2人で申し訳ありません』


『いえいえ。お疲れ様でした〜！！』


A『あの、ユナさん』


『はい』


A『すみませんでした。フォロー出来ずに。あと、偉そうに言ってすみませんでした。』


『…。』


JN『じゃあ、お疲れ様でした。Aそこにジョングクいるから一緒に先帰っててくれる？すぐ行くから』




Aを先に控室に帰ってもらう
今から僕は優しいオッパじゃなくなっちゃうからね





『どうしたんですか？ソクジンさん』


JN『ああ、今からちょっとおとなげないこと言うので、Aには聞かれたくなくて。』


『え？』


JN『もうあなた方とコラボする機会はないと思うので』


『でも』


JN『会社としてはコラボして欲しいと言ってるそうですね。ファンの皆さんもたぶんね。でも僕達がコラボする気がもうないので、申し訳ありませんが。』


『どうしてですか？』


JN『メンバーのこと悪く言われて、悪く思われて、差別されて気持ちいい人はいますか？』


『えっ』


JN『挙句の果てに怪我もですか。まぁA騒ぎを大きくするのが嫌な子なのでもう僕らが言うことないですが。


僕達が気づいてないとでも思ってましたか？
僕だけじゃなくて、他のメンバーも気づいてます。


後、あの子、そんなに弱くないので。男社会の中で1人で生きてきたんだから。

謝りに行くって言ったのも本当に申し訳なく思っているから。あなた方はざまあみろとでも思ってたかもしれませんが。

では、失礼します。お疲れ様でした』




アイドルから去って、角を曲がると



A『オッパ…。ありがとう』


JN『うん？何もしてないよ？帰ろ^ ^』




Aの手を握った



Aは僕に抱きついてきた



A『オッパだいすき』


JN『ふふっ、僕もだよ』

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