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翔「は？」
A「貴方なら分かっていたはずです
じいちゃんが亡くなったことで、皆さんが大切な人が亡くなることに恐怖を感じていることを…
特に和は、目の前でじいちゃんが死んだことを自分のせいだと今も責めていることを
和のやり直しの誕生会をやりたいと提案した私を、最初はめちゃくちゃ反対していた貴方はどこへいったんですかって聞いているんですよ！」
言い切った瞬間、悔しさのあまり私は涙を流してしまった
泣いている場合じゃないのに…
勝希「A、そこ代われ」
すると、勝にいはいつの間に移動したのか私の隣から声が聞こえてきた
その方向を見ると、勝にいは静かに怒っている表情で私を見ていて、
思わず身震いをしてしまうくらい迫力があった
でも、勝にいが怒っているのは私のせいだよね…
私がここを代わったら、櫻井さんのこと怒るんでしょ？
昔、私が泣いてたらどんな相手だろうと絶対私の前に立って守ってくれていたから…
A「やだ、どかない」
勝希「いいから退けって」
でも、私は代わりたくなかった
もう、昔の泣き虫な私とは違う
大人なんだから、ちゃんと櫻井さんに向き合いたいの
A「勝にいは心配し過ぎ！別にいじめられて泣いているわけじゃ」
そう言っているのにも関わらず、流れる涙は一向に止まる気配がないから
全然説得力がない
早く…早く止めないと
そう思いながら慌てて自分の腕で涙を拭おうとしたが、
その腕を勝にいに掴まれてしまった
A「勝にい、離して」
勝希「お前がそこを退いたら離す」
A「イジワル」
勝希「イジワルで結構。俺はこいつに言いたいことがあるんだよ」
そう言いながら、櫻井さんがいる方向を鋭い目で見る彼
やっぱり…
櫻井さんに怒ってるんじゃん
A「なら、絶対に嫌」
勝希「こういう奴にはちゃんと言わねーと分かんねーんだよ」
A「やだ、どんな理由でも私が大家になっているところの住人に手出しはさせない
それが、たとえ勝にいであっても」
勝希「だから」
どちらも一歩も引く気はないみたい
すると、見かねた美和ねぇが助け舟を出してくれた
美和「Aちゃん、勝希だって昔より大人になっているから大丈夫よ」
A「美和ねぇ…」
美和「安心して、ただ話をするだけだから」
そう言う美和ねぇの表情には、どこか説得力があって
私は渋々と離れまーちゃんの隣に移動した
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うめパンダ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます(*^ー^)ノ♪不定期更新になってしまいますが、応援よろしくお願いします！ (2021年8月5日 8時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - 初見です！今日この小説を見つけて一気にここまで読んでしまいました笑この先が凄く気になります！これからも頑張って下さい！！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: 8f1f91b32d (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - 名無し56631号さん» ありがとうございます(*￣∇￣*)そう言っていただけると嬉しいです！ (2021年7月27日 18時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56631号(プロフ) - 最近読み始めました！！とても面白いです…更新楽しみにしています (2021年7月27日 9時) (レス) id: 2035d75108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2021年7月12日 23時
