【男主】演技派男子高校生は碧棺の幼馴染み【ヒプマイ】 (ページ5)

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お兄さんページ5

「よぉ、A。」

急に名前を呼ばれたから振り返るとそこには見慣れた人物

『あれ、お兄さん。仕事は？』

「今日はすぐに片付いた。つーかよ、てめぇいつまで俺様のことお兄さん呼びなんだよ。」

『あちゃー…(お兄さんって強いんだ)』

「いい加減左馬刻さんって呼べよ。何年の付き合いだと思ってんだ。」

俺は少し間をあけてお兄さんに返事をした

『答えはNO』

「あ"ぁ！？」

『まぁ、そのうちね。』

と俺が微笑んで言えばお兄さんは素っ気なくそーかよ、とだけ言った

『あ、そうだ。お兄さん！俺さ次の劇で彼女に振られた男役演じるんだけど』

俺はお兄さんに身振りを加えて伝える

「なんつー役してんだよ…」

『まぁね。僕のために作られたような…ぴったりの役じゃないか。』

「…今の嘘だろ。一人称と口調が違ぇ。」

俺は少し目を見開いた

『ややっ。お兄さん騙されなくなっちった。』

俺がそうに言うとドヤ顔をしてくるお兄さんに少し苛立ちを覚えた

『あーあ。つまんねぇの。』