銀魂 *ウォーアイニー*

秘スル妄想無茶苦茶1 ページ18

Aから、返信が来たのは1週間後だった.


FromA
件名: なし
総悟へ
久しぶり. 最近体調が優れなくて、学校に行けなかったや.
神楽に、全部聞きました. だけど、私は総悟から直接話しが聞きたいです.
今から、会うことはできませんか？



1週間Aの姿を見なかった.




そして



会いたい.


だから返信は


To: A
件名: なし
どこで会えやすかィ

…送信.


するとすぐに


ピンポーン


家のチャイムがなった.



ドアを開けると


あ)…あ…っと…



少し怯えているような、

そんな素ぶりを見せたAが立っていた.


あ)…外…でれる…？


緊張気味に話すAは、

…やっぱり、

愛おしくて.


俺は無言で頷いた.



Aが先に歩いて行き、俺が後ろを歩く.


ほんの1メートル先を歩く彼女は

とても

遠く見えた.




歩く時は、ずっと


俺は


隣に、いたのに、ねィ.





喋ることなく歩いて10分.


やってきたのは



…空が綺麗な、いつもの川辺.



あ)…神楽の言ってたことは…本当…？

沖)…


急に俺に話しかけてきたAは、真剣な目をしていて.

俺はまた無言で頷いた.


目を、合わせられない俺がいた.



あ)…ごめん…なさ…い…

沖)…え.

なんでAが謝るのかが、分からない.


あ)…ごめんなさい…つまらなかったよね…私、いつも空…見てるし…

えへへ…と悲しそうに笑った.


あ)…ごめん. 我慢させて、ごめんね？


俺は

我慢なんて、したことない.





あ)…私は総悟といれて、嬉しかった.
こんな私が、みんなの人気者の総悟と一緒にいれた.


こんな私？
俺が人気者？


違うだろィ？

人気者はお前で、こんな俺…だ.


あ)…正直に言えば、別れたく…ないかな…

沖)…はっ！？

あ)あ！ご…ごめんなさい！そんな、あの…本当…迷惑かけて…

沖)…Aは、俺といてつまんないんだろィ？なんで、嘘つくんでィ！


数秒の沈黙


…やっぱり、そう思ってたんだろィ？

びっくりしていた顔が


急に真剣な顔付きへと、変わった.





あ)…なに…それ…？
…ねぇ…総悟…私そんなこと、思ったことないよ？

沖)…は…？

あ)…私は…幸せだったよ…？
…総悟…誰に言われたのかは分からない.

けど








…それ、信じたの…？

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