愛なんて知らない

第41話 ページ43

フレイヤ「もしかして


ウィンダミアにおったんかね?」



フレイアの言葉にアラドさんが頷いた



アラド「ああ


7年前、独立戦争の時にな」



鈴(独立戦争……)



メッサー「新統合軍とパイロットが操られていたのも


ウィンダミアの?」



カナメ「おそらく……」



アラドさんの隣のカナメさんも頷いた



チャック「じゃあ


これまでのヴァールの暴走は全部?」



チャックさんは手を大きく広げて聞く



カナメ「いいえ


彼らが関与しているのはその一部


強力な生体フォールド波が感知されたものだけと


本部は見ているわ」



カナメさんは首を横に振る



マキナ「今までのは……」



レイナ「実験……」



二人とも複雑そうな顔をしている



アラド「そして今回


ただの暴徒としてではなく


統制のとれた行動をとれるまでになった


推測に過ぎんがな……


だが惑星ボルドールでも


新統合軍の多くが操られていたほぼ無血降伏だったらしい」



映像が、ボルドールに変わる



ミラージュ「戦わずして1つの星を?」



チャック「一体、どうやって?」



美雲「……歌が聞こえたわ」



ハヤテ「え?」



チャック「歌?」



ハヤテとチャックさんは、美雲さんを見る



フレイヤ「うん


誰かが歌っとった」



マキナ「綺麗な声だったけど……」



レイナ「ヒリヒリ……痛かった」



美雲「あれは……男の子の声」



フレイヤ「男の子……うん、そうかも」



ワルキューレメンバーの言葉に



アラドさんがカナメさんを見る



アラド「カナメさんにも聞こえたのか?」



カナメ「はい スズネもよね?」



カナメさんも力強く頷いて、私を見る



鈴「はい、私にも聞こえました」



美雲「天使か、悪魔か……


あれだけのヴァールを一瞬で虜にしてしまうなんて


感動的じゃない?」



美雲さんは壁に手をつきながら言う



チャック「聞こえたか?」



ミラージュ「いえ


ワルキューレメンバーにだけ聞こえたのでしょうか……」



私…ワルキューレじゃ無いんですけど……



すると、ハヤテはネックレスを触りながら口を開く



ハヤテ「俺にも聞こえたぜ」



チャック「ほんとかよ?!」



ハヤテ「でも聞こえたというより感じた……？」



カナメさんとアラドさんは顔を見合わせた

第42話→←第40話

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す