罪悪感 〜ロシア視点〜 ページ8
Aちゃんはいつも屋上でお弁当を食べている。しかも1人で。だからみんなはこの時を絶好のチャンスとしている。僕もこの時ばかりは胸が締め付けられる。罪悪感を感じる。でもみんなは御構い無しだ。
だってAちゃんの気持ちが痛いほどわかってしまうから。1人は辛い。泣きたくなる。
そんな事を思いながらも止める勇気が無いのが僕。だって……
Aちゃんには申し訳ないけど居場所を失うのが怖いから。ごめんね。僕はこんな奴なんだ。
丁 「やっぱりご飯はみんなで食べたほうがうまいっぺ〜!」
また始まった。いつもこんなことされてもAちゃんは怒らないのかな?
丁 「一人ぼっちは寂しいっペー!救ってくれる仲間もいねぇしなぁ…(2424」
貴 「(ブッッチンッ!)うるさーーーーい!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい〜!」
…違うみたいだね。流石に怒るよね。辛いよね。
全 「?????!」
英 「お前なんだよいきなり!お前の事とは言ってないだろ?…まさか、図星だったりな?(2424」
イギリス君、やめてあげて!
貴 「そうだよ!!!!!」
全 「…へ????」
貴 「てめぇらなんかにはわかんねぇんだよ!目の前で親がいきなりなくなる辛さ、周りに人がいなくて自分の居場所は無いと突きつけられるような辛さ、愛情をもらったことなんて無いんだよ!私には綺麗な感情なんてねぇんだよ!!!!…うっ…!簡単に一人ぼっちとか言うな!1人は見た目以上に辛いんだよ!(露 「やめて!」
気づけば体が動いていてAちゃんを抱きしめていた。
露 「一人ぼっちは辛いよね?寂しいよね?悲しいよね?苦しいよね?泣きなくなるよね?良いことなんて無いよね?分かるよ。実際僕も一人ぼっちだった。虐められてた。苦しかった。寂しいかった。」
僕もなぜか泣いていた。1番辛いのはAちゃんなのに。
貴 「やめてよ…今更…!私は慣れてるの!苦しくなんか無い!悲しくなんか…うぅっ…(泣」
バタン!!!
日 「何があったんですか?!」
中 「露西亜!Aを離すよろし!」
香 「事情を説明する的な!」
辺 「兄さん!私のAに何をした!」
洪 「あっ!あいつら逃げた!」
フィン 「泣かないでください!」
氷 「僕たちが来たからもう大丈夫!」
典 「なじょした!?」
露 「なんだ。君にはこんなにも味方がいるじゃない。」
続く
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作者名:みみみみ | 作成日時:2016年2月28日 21時