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その後は散々だった。
何が起きたのかを改めて理解した後に顔を真っ赤にしていると、ウィラとフィオナには無限にニヤニヤとした眼差しで見られるし勿論その後の講義の内容は頭に入って来なかったし、ぼーっとし過ぎて何度か何も無い所で転んだり赤信号なのに渡ってしまいそうになったり。
極めつけは帰宅後にピロンと小さくスマホが鳴った彼からのメッセージだった。
そういえばあの時はノートンくんと再会した事で頭がいっぱいだったのでちゃんと見れてなかったけど、彼のメッセージアプリのアイコンは有名なテーマパークに友達と行ったのであろうと分かる様な写真で、キャラクター物のカチューシャを付けた彼がポップコーンを食べているという何とも可愛らしい写真だ。思わず保存してしまった自分に後ろめたさを感じながらも、最新の会話がスタンプの送信になっていた為少し急いで既読を付ける。メッセージはスタンプを含めて3つ送られてきており、それを丁寧に一文一文目を通しながら確認した。
『今日はありがとう、急に押し掛けてごめんね。ドーナツ美味しかったよ』
『またAちゃんさえ良ければ、ゆっくりお話でもしたいんだけど近々また暇な日ってあるかな？』
………………
｢……………………あ、好きだこれ｣
唐突に、思い出したかの様に恋の自覚をした。
自分でもびっくりするぐらい、すんなりと認める事が出来た。一周回って冷静になりつつある。だってバイト中にも助けてもらって、再びこんな運命的な出会いをして。その上めちゃめちゃ優しくて、私が勇気を貰おうとしたドーナツを心と共に奪っていった。そして有難い事に、彼も私と親睦を深めようとしてくれている。
逆にこれは好きにならない訳が無い。でも胸に残るのは以前彼の隣に居た可愛い女の子の事だ。あの子が彼女だったら、そもそも私の出る術はない。好きになっても既に手遅れでしかないのだ。……でもこれ以上、ウィラたちに協力してもらう訳にも行かない。既に充分過ぎるぐらい背中を押してもらっている。
そう思って、少し震える指先でノートンくんへの返事の文書を打ち込んでいく。返事は勿論OKで、次の休日の予定を確認した上でいくらか候補の日付を検討する。まずそれらを送信した後に、その彼女疑惑の子の事を尋ねてみた。勿論それと同時に昨日の時点で彼を見掛けていた事をカミングアウトしてしまう事となるのだけど、いい加減自分で勇気を出さなければならないと思ったのでそれほど緊張はしなかった。
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翠(プロフ) - 翡翠さん» ｷﾞｴ………………ありがとうございます……神ではないですが最高に嬉しいです………………；；；；；；引き続き頑張りますので、更新お待ち頂ければと思います！！コメントありがとうございます！！！！！！！！！！ (2019年11月30日 1時) (
レス) id: 115b99c608 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 貴女が神ですか？続きが楽しみすぎます。 (2019年11月29日 7時) (レス) id: 702f91a63d (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - 翠さん» わ、わ…！こちらこそ有難い限りです…！思わずコメント返しちゃいましたがこれに返信は不要です。お互いに、頑張りましょうね笑 (2019年10月13日 4時) (レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - フルリさん» ！？！フルリさんですか！？わーーっいつも中篇集の方楽しく閲覧させて頂いております！！まさか自分の小説を読んでもらえるなんて…嬉しい限りです、ありがとうございます(；▽；)そう言ってもらえてとても嬉しいです！！引き続き頑張ります、ありがとうございます！！ (2019年10月12日 6時) (レス) id: 115b99c608 (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - まだ話数は少ないのにとっても面白くて続きをいつも楽しみにしています。現パロのノートンくん絶対イケメン枠で考えただけでドキドキします笑応援しています、無理なさらず頑張って下さい。 (2019年10月11日 3時) (レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠 | 作成日時：2019年10月6日 15時
