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「何でって、急に那須
いなくなるから！」
「え、…
でも…」
「龍我の家は前に
来たことあったから覚えてたの！
もしかしてここに
いるんじゃないかなーって思って」
「…でも、
俺は浮所の所に帰る気ないから」
「何で？」
「何でって…」
「那須は俺の物なんだよ？
今更誰かに渡すつもりないから」
「でもっ…」
浮所に強く抱きしめられた。
「今なら龍我に
バレずに戻れる、
ほら、早く帰ろう？」
「けど…」
「那須の居場所は
俺の隣なんだから」
何で________…
「ちょっと！！
なにしてるの！？」
「え…龍我…」
「浮所、今更何しに来たの？」
「べつに、
勝手に人の物とられたから
奪い返しに来ただけ」
「そんなの許さないから、」
「は？人の物とっといて
よくそんなこと言えるね。」
「那須は物じゃない！
浮所の所になんて
もう行かせない、」
「あっそ、
まあ今日は無理でも
いずれは奪いに来るから」
「っ…
那須、早く中入ろ、？」
「…」
龍我に体を押されて、
中に入れられた。
.
「那須…大丈夫…？」
「ん…
でも今はそっとしといて…」
「…わかった、」
部屋に行って、
床に座り込んだ。
どうして浮所…
何であんなこと言うの…？
浮所はあの人のことが
好きなんじゃないの…？
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作者名：あおそう＊ | 作成日時：2020年2月4日 23時
