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「一世、





好きだよ、…」






「…俺も、…」







触れるだけのキスを





暫くしたあと、





藤井くんが口を開いた。







「…一世はさ、






たまたま開けた部屋の中に





鎖で繋がれて苦しそうな





男の子がいたらどうする、…?」






「え、?」






なにその質問…





何でそんな意味わかんないこと





聞いてくるんだろ、…








「んー、





どうするだろう、」






「…その子のことどう思う?





何で閉じ込められてると思う、?」







「え…






…閉じ込められてるってことは、





かんきんされてるってことだよね、?」






「…やっぱりそうだよね、





かんきんだよね…」






ぶつぶつなにかを





言ってる藤井くん…







「…何で、?」






「…実は前ね、





友達の家に行ったんだけど…






なんかドアから





着信音が聞こえてきたから開けたの。






そしたら男の子が





鎖で繋がれてて…」






「え、…」






「そういうことするような





人じゃないし、…






あの子は誰なんだろう、って思って…」






「…でもどれだけ





いい人に見えても、





誰にでも秘密はあるよ、」






「…そっか、そうだよね…






まあ例えかんきんしてたとしても





俺には関係ないことだしね、!





知らないフリしてればいいよね、」






「うん、そうだね、」







…そんなことどうでもいいよ、





てか俺も秘密なんて





いっぱいあるもん。







ほんとは藤井くんに





対して好きとか思ってないのも秘密。






藤井くんに付き合って、って





告白された時だって





好きだから付き合ったんじゃない。






ただ好きって言われたから





付き合っただけ。






ただそれだけの理由。








でもこんなクズみたいな





俺を好きって言ってくれて、





優しく抱きしめてくれたりするのは





単純に嬉しい。







…それも秘密、。















実は一世くんが




1番闇ってたりして…。

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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年9月10日 22時

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