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夕方の6時…





浮所帰ってるかな、…






玄関のドアを



ゆっくり開けた。






「那須おかえり!!」





がば、って抱きしめられた。





「わ、ただいま、…浮所」




「楽しかった?」





「うん、楽しかったよ」





「そっかぁ、良かった!」





「…あの、浮所ありがとう」





「え、?」





「浮所が今日会っていいよって





言ってくれなかったら





会えなかったから…」





…まぁかんきんしてる




相手に感謝するのおかしいけど……






「那須…」





またぎゅ、って抱きしめられた。





なんでかわかんないけど、




俺も浮所に抱きしめ返した。





「俺も嬉しいよ、那須…





…でもさ、」





「ん?」





「唇汚れちゃったね、…」





「え…」





「んふ、なんでもない…」





触れるだけのキスをされた。







.

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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年9月10日 22時

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