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リゼンブールに戻った一行
4人は駅の前
「A大丈夫か?」
Aはなんだか元気が無い
『あ 大丈夫だよ
ちょっと疲れちゃったかな?』
「これからどうする?
一緒に行くだろ?旅」
不安そうに聞いたエド
それを見たAは笑った
『当たり前でしょ!?
帰って来いって言ったのはエドで
私も帰りたいって言って
それを承諾したのもエドなんだから』
「そうだった」
エドもぎこちなく笑った
『そうだな...
ウィンリィの両親のお墓参りしてから
一度家に帰るよ』
「帰るのか?」
『だって荷物とか家にあるし
ブレダさんがいきなり来たもんだから
部屋の中 なにも片付けてないし
それからすぐに
アルとウィンリィのいるホテルに行くよ』
「そっか
分かった
それじゃこれ渡しといた方がいいな」
手渡されたのはエドの手書きの地図
「オレたちの泊まってる
ホテルの地図と住所だ」
『ありがとう』
そしてブレダとアームストロングと分かれて
2人はお墓に向かった
そしてお墓が見えた頃
エドが足を止めた
『どうしたの?』
エドの目線の先には
お墓の前に人が立っていた
その人は金の髪で後ろを結ってある人
全員の髪が風に揺れた
エドはいまだにその人を見つめたまま
エドの幼い頃の記憶
研究室にこもって何かをしている誰か...
「(まさか...)」
家族で写真を撮った写真
「(そんな...)」
母さんと見送ったあいつの後姿
そしてその人が視線を感じてか
2人のいる方へ振り向いた
その人は瞳が金色だった
エドが目を見開いた
「ホーエンハイム!!!」
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