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その頃ウィンリィは八百屋でリンゴを買っていた
「はい
どうぞ」
「ありがと」
バスケットで手渡してもらい
ヒューズ家に向かう
―――――
「嘘だ!!
なんで中佐が!?」
エドはロス少尉に詰め寄った
「どうして!」
ロス少尉はAに目を向けた
「2人には...」
『......』
Aは目を伏せて首を振った
その瞬間エドがAの方に
ギンッ!と目を向けた
『...っ!』
あまりにも強く睨むものなので
Aは一瞬恐怖を覚える
「お前...」
エドがAに詰め寄った
「お前!!
この事
知ってたのか!!!!!?」
『っ!!』
顔のまん前で大きく怒鳴ったので
Aは肩を上げて
強く目を閉じ俯いた
「知ってたのか!!!?」
Aが小さく頷いた
『ごめんなさい...』
「いつから知ってた!!?」
『ダ...ダブリスで...
イズミさんの家に...いるとき...です』
「そんな前から...っ
なんでそのとき言わなかった!!!!
なんで黙ってた!!!?」
『い...言えないよ...』
Aは涙を流して顔を上げた
『エドたちが私と同じ気持ちになって
悲しむって思ったら
言えないよ!!!!
悲しくって言えないよっ!!!』
その瞬間エドが殴りにかかりそうになった
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