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いきなりエドの顔が青ざめて引きつる
「...もう一回...
盛大に怒られるイベントが残ってた...」
「「ん？」」
ロス少尉とブロッシュ軍曹は目を点にして
目を合わせる
―――――
ジリリリリン♪ リリリ...ガチャ...
「はい！
義肢装具のロックベルでございます
...エド？」
ウィンリィは作業中だったらしく
義足を片手に机の上に座って電話
「あんたからかけてくるなんて
めずらしいじゃない」
≪あ〜あのさぁ...≫
エドはなんだか言いにくそうに話す
≪いいにくいんだけど...
セントラルまで出張整備してくれないかな≫
「出張？」
≪いや...
右腕がな...
指は動くけど腕がまったく上がらないんだ≫
「！！」
ウィンリィはこの前エド達が帰ってきて
大戦争をした後作業台を片付けていたら出てきた
Ａ−０８と書かれたネジを思い出す
ポケットをゴソゴソさぐると例のネジが出てきた
それを眺めてウィンリィは苦笑い
「...やっぱりダメだったか」
≪は？≫
「あ いやいや
こっちの話
動かなくなる前になんかした？」
エドはまたもや硬い顔
暫く理由を考えるエド
≪は...派手に喧嘩した≫
“またあんたは！！
あたしの機械鎧をなんてことに使うのよ！！”
...といわれる家と思って受話器を耳から遠ざけたが
なにも答えは返ってこなかった
「ん？
も もしもし？
...ウィンリィ...さん？」
≪...しょうがないわね
セントラルのどこ？≫
「へ？」
まさかそんな言葉が返ってくるとは予想もしていなく
ビックリして声が出てしまった
「なんかお前...
今日はやさし...はっ！
え あ いやぁ...なんでもね
うん うん 悪ぃーな
頼むよ
おう じゃーな」
ガシャン...
「はぁ―――っ」
エドは大きなため息
「彼女に電話？
Aちゃんがいるのに」
「誰が彼女か――――っ！！！」
いきなり軍曹から声をかけられた
その瞬間エドの左横腹から出血
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