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汽笛が鳴り響く
汽車の発車時刻だ
汽車の中から
ウィンリィとAが手を振って
エドは笑顔で アルもきっと笑っているよね
アームストロング・ロス少尉・ブロッシュ軍曹
エリシア・グレイシアに見送られて
汽車は発車した
汽車の中では...
「何で急に師匠の所へ行こうと思ったの？」
「理由は２つ
最近どうも負けっぱなしでよー」
「はぁ！？
ケンカ強くなりたくて行くの！？
あんたらケンカ馬鹿？」
『あははっ！
ケンカ馬鹿...っ！』
「ばっきゃろー！
そんな単純なもんじゃねーや！
ケンカだけじゃなくて中身もっていうか...
な！」
「そうそう
とにかく師匠の所に行けば
なんか強くなれるような気がする」
「オレはもっともっと強くなりたい」
そんなエドとアルを交互に見るウィンリィ
そして微笑んでいた
「２つ目は？」
「賢者の石について師匠に聞く」
『真実の奥の更なる真実...
結局分からずじまいだからね』
「師匠ならなにか知ってるかもしれない」
「もうなりふりかまってらんねーや
師匠にぶっ殺される覚悟で聞いて...
聞いて...」
先ほどまでの勢いは消えて
声のトーンが下がってゆく
「聞いて...」
チィーン...
エドとアルは涙を流す
「短い人生だったなー」
「せめて彼女だけでも
つくっておきたかったよ...」
「あんたたちの師匠って...」
『頑張って！２人とも！』
ここはもう...
応援しか出来ません！
頑張って２人とも！
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