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「バカ―――――――――ッ！！！！」
ガキィィィン！！
「「「！！！！」」」
ロス少尉、ブロッシュ軍曹、ヒューズ中佐はビリビリッと
肩をびくつかせる
ウィンリィはスパナ(大)をアルに思いっきりぶち込んだのだ
「いっ いきなりなんだよ！！？！」
「ハァ ハァ ハァ ハァ...」
ウィンリィの瞳からは涙が溢れ出してきた
『ウィンリィ！！』
「あっ！！」
それには普段優しいアルだから
ウィンリィが泣いてしまって少々慌て気味
「ウィンリィ！」
「アルのバカちん！！！」
ガコン！！
「うごっ！！」
アルの頭にスパナが突き刺さる
「エドの気持ちも知らないで！！
エドが怖くて言えなかった事ってのはね！
あんたが自分を恨んでるんじゃないか
ってことよ！！！！」
これは昔の話
エドが機械鎧の手術で熱と痛みに
魘されていた時の頃
“全部...オレのせいだ...っ
ハァッ ハァ ハァ
あいつ...っ
食べる事も...っ
眠る事も...っつ
痛みを感じる事も
出来なくなっちまった...っ
絶対...オレを恨んでる...っ”
“アルはお前を恨むような子じゃないよ
聞いてみれば分かるだろ？”
“こ...っ
怖いんだ...っ
怖くて聞けないんだ...っ！”
エドは涙を流して声を振り絞って出していた
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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