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エドは右手で拳を作りタッカーの顔面を殴る



タッカーの眼鏡が飛び割れる



「がふっ...
はははは
同じだよ 君も 私も!!」




タッカーは狂ったような目つきで笑う




「違う!」



「ちがわないさ!
目の前に可能性があったから
試した!
それが禁忌であると知っていても!」




「違う!」



そしてまたエドはタッカーを殴る



「オレは!!」



ドッ!



「錬金術師は!!
こんな事...」




ドカッ!



「オレは...オレは...!!!」



エドはまた拳を振り上げる




『エド!!!!』




ガシッ



エドの拳をAが押さえる



「どけ A!」



『それは こっちのセリフ
どいてエド』



「A!!」




『どきなさいって言ってるの!!!!
聞こえなかった!!!?
これ以上やったら...
死んでしまう...っ!』




タッカーはボロボロになっている



「兄さん!
Aの言う通りだ」



アルもエドを止めにかかる



「...くっ...」



トン...



足元に何かが触れる感覚があった



恐る恐る目線を下へ向けると



キメラがこちらをずっと見ていた



「おとう さん?
いたい...?
おとう...さん
いたい?」




エドは力なくタッカーの胸倉を掴むのをやめた




雨は降りつづけてやまない



アルはキメラの前に立膝で座り



頭を撫でる



「ごめんね...
ボクたちの力では
キミを元に戻して上げられない
ごめんね...ごめんね...」




『ニーナ...アレキサンダー...
守ってあげられなくてごめんね...』




「あそぼう あそぼうよ...」



隅のほうにいるタッカーを見ると



大事そうに銀時計を持っている



「間に合ったんだ...
これでまた国家錬金術師に...」



隣にいたエドはタッカーが



持っていた銀時計を足で蹴り飛ばす



カン カン ガシャン...



「あっ...あぁ...」



タッカーは急いで飛ばされた銀時計を追いかけていた

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ねこみや(プロフ) - はじめまして!1話から読みたいと考えています!パスワードを教えていただくことは可能でしょうか? (5月4日 15時) (レス) @page1 id: 279d092456 (このIDを非表示/違反報告)
りょー(プロフ) - 初めまして。一話から順番に読んでいきたいと思っている為、パスワードを教えてもらえませんか? (3月31日 17時) (レス) id: e3a79d0da1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - ゆらさん» はじめまして😊1話から見たいので、パスワードが知りたいです。教えて貰えませんか? (3月3日 2時) (レス) id: bb20f33f2e (このIDを非表示/違反報告)
きつね(プロフ) - いちご牛乳様、初めまして!一話から読ませて頂きたいのでパスワードを教えて欲しいです! (2月29日 23時) (レス) id: 26d8bdc1dd (このIDを非表示/違反報告)
侑香(プロフ) - 初めまして!いちご牛乳様!時の翼1から1話から読ませて頂きたいのでパスワードを教えて頂けないでしょうか? (2月18日 9時) (レス) id: 760054381c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご牛乳 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2021年12月20日 17時

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