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「爺さんは
どこに行ったんだ？」
キメラ４人はエド達に近付く
「街の様子を見に行った」
「一人でか？」
「あぁ
この中で
敵に面が割れてないのは自分だけだから
そのほうが色々、都合がいいってさ
マスタング大佐の動きとかも
色々掴んできてくれるって言ってたけど...
大方、リンの行方が気になるんだろ」
「あぁ
成る程」
「スカー達と打ち合わせは終わったのか？」
今度はジェルソが聞いた
「あぁ
作戦は決まった」
「そうか
いよいよだな」
その頃、別の輪では...
『ランファン！』
木の上を見上げて声を出すA
「？」
目線だけを下に向けるランファン
『腕の調子はどう？』
「......大丈夫ダ」
『...さっきあげた薬
ちゃんと飲んでくれた？』
「あぁ」
それを聞いたAはニッコリ微笑んだ
『それならよかった！
少しずつ利いて来ると思うから
暫くは大丈夫だと思うよ
効き目が切れるのは少し、時間の問題だけど...』
「...充分ダ
ありがとウ」
と、ランファンは何かを思いついた表情になって
ダンッ！と木の上からAの前に下りてきた
『？』
「......以前
腕の治療をしてもらった礼を
まだしていなイ」
『？
あぁ、あの時の？
いいよいいよ！
元気になってくれただけで充分だから』
「...それだけでは若に叱られル」
すると、ランファンはどこからか風呂敷を取り出した
そのままAに手渡す
『...私に？』
コクンと頷いた
Aは結び目を解いて、中身を見ると
『！
これ...』
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