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―――セントラルの墓地
まだ、夜も明けきっていない頃
そこには、ある墓の前にロイが立っていた
その墓石には“Mars Hughes"と掘られている
ヒューズの墓だった
「大佐、そろそろ時間です」
そこにリザがやってくる
「ああ......」
返事をするが、そこから動こうとしないロイだった
心配そうにリザはロイを見上げる
一言声をかけようとすると、
こちらを向いたので言葉を飲んだ
そのロイの顔はいつもの顔だった
「行こうか、中尉」
そしてロイはヒューズの墓に背を向けて歩き出した
その後姿を見たリザも追って歩き出した
―――――――――――
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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