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影によってアルの動きが止まった
「なんだ
つまらない作戦ですね」
ガガガガガガッ
それでもアルは攻撃しようとする
「往生際の悪い！」
プライドがアルの顔を地面に落とした
その所為でアルも膝を地面に着いてしまった
「アル！！！」
タタタッ！！
エドが走って向かおうとしたが
『エドッ！！』
ガシッ！！
「A！？」
後ろからAがエドに抱きついて止めて
正面にはホーエンハイムが手でエドを静止させた
エドが見上げたホーエンハイムの瞳は
真剣そのものだった
その瞳を見ると、口も出なくなったエド
「わざわざ人質になりに戻ってくるとは
キミの息子も物好きですね」
「俺の息子を...バカにするな！」
ホーエンハイムがプライドと視線を合わせた
バチバチバチバチッ！！！！
突然練成反応が起きて、地面に筋が入った
と思えば、筋の入った地面が持ち上がり
アルとプライドを包むように盛り上がってゆく
「！！！」
ガシッ！！！
アルはプライドを引き寄せて、離れないようにした
パチパチパチッ！！！
ゴォオオオオオオオオ！！！！
「ホーエンハイム――――――――ッ！！！！｝
ザァァァァァアアアアアア！！！ギィンッ！！！
伸びた影は、ホーエンハイムの喉元で止まった
ギリギリでプライドを地面が包んだのだ
サァァァアアア...
影は霧散して消えていった
そして、出来上がったのは大きなドーム型の山
グリードはそれを見て感心
「すげぇ...
奴を閉じ込めちまった...」
と、何かを思いついてニヤリと笑い
何処かへ走り去っていくグリード
エドも目を丸くして口が開いたまま驚いている
しかし、すぐに怒った表情に戻った
「―――っ！！
どう言う事だ！！
アルがまき沿いになってんじゃねーか！！
何考えてんだてめー！！
それにAもなんでオレを止めた！？」
『！！
......っ！！
これはホーエンハイムさんの考えじゃないよ！！』
「なっ！」
「これはアルの提案だ」
「！！」
それにはエドも驚いた様子だった
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