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「やはり...
遺体を収容したのは
私の部隊です」
「えっ!?」
「あと一歩間に合わず
私たちが現場についたときには
すでに...」
「そうですか...」
ウィンリィは俯いた
「医の倫理に従い
最後まで意志を貫き通す
心から敬服します
ご存命のうちにお会いしたかった
...可愛らしい娘さんと一緒に写った写真を
大切そうに持っておられました
あなたの存在が心の支えだったのでしょう」
ウィンリィは顔を上げて微笑んでいた
キンブリーもニコッと笑っている
「お会いできて光栄です
ウィンリィ・ロックベルさん」
―――――
「お前!
あいつがイシュヴァールで何をやったか...」
そう言ったエドだが
なにか目を見開いて、考え出すエド
「(オレはまだ
中尉の話でしか
イシュヴァールの事知らないんだ...)
中尉の...話......」
なぜか、どんどん顔が赤くなるエド
その様子を不思議そうに見つめている
ウィンリィとA
“大好きなんでしょ?
ウィンリィちゃんとAちゃんの
コ・トvV”
あの恥ずかしい話を
このタイミングで思い出してしまったエド
「うっ! うっ!」
エドはウィンリィとAの顔を見上げた
「うがぁぁああああ
ああああ!!!!!!///」
いきなりエドが天上まで飛び上がった
そしてベッドから回転しながら
弾むように飛んで、またベッドに治まるエド
キンブリーはゆっくりとコーヒーを飲んでいる
「(落ち着け!
何か違う事!
違う事考えるんだオレ〜ッ!///)」
するとエドが元素を唱えだす
「水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、
炭素、窒素、酸素、フッ素、アルミニウム...」
「エ...エド...?」
ウィンリィはエドを見て不審に思ったのか
気まずいながらも、声をかけた
『......』
Aはいきなり元素を唱えだすエドを見て
少し引いていた
「ケイ素、リン、クロム、マンガン、
コバルト、ニッケル...」
「はぁ〜」
そんなエドを見てため息を吐くウィンリィ
「なんでこんな変なのに
一度惚れたんだろ」
「あ?
なんか言ったか?」
ウィンリィは頬を少し赤く染めた
「な なんでもないわよ...っ!///」
グィッ!
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