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「来てくれて
助かったわぁ〜」



一人の女性の声が聞こえた



「ハハハ...」




「何しろこの有様でしょ
どうしようか途方にくれてた所なの」




どうやらスカーとの戦闘で




女性の家を壊してしまったらしい




そしてエドが両手を合わせて地面に手をついた




すると部屋が元通り?に戻った




ベランダが少々センスの悪いものに仕上がっている




エドは自分の両手を見ていた




「あれ?
そういや術が使えてる...」




エドは両手をじぃっと見つめたまま




するとそこに2人の憲兵がやってきた




「いやぁーお疲れ様でした
これで修復は全て完了です」




「しかし流石は国家錬金術師
そこいらの術師とは格が違いますな」





その言葉を不審に思った2人は憲兵の言葉を真剣に聞いていた





「実は午前中
近場の錬金術師に復旧を手伝ってもらったんです
そいつらが使えないときたらもう」





「自身満々に現場に入っておきながら
いざ始めたら
術が使えないってなぁ!」





2人は顔を見合わせてニッコリ笑った






「(午前中...
オレたちが地下にいた頃か...?)」






「錬金術師さん!」





するとさっきの女性の声が聞こえて





上を向くと笑顔でこっちを見て手を振っていた





「ありがとう」





“ありがとう...”





エドはあの時




門を開けた時言われた事を思い出す




そしてエドはその場を後にした





―――夕方






「(エンヴィーの言った事は
本当に信じていいのか?
あれが...肉体も精神もない
ただのエネルギー体だって...)」

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作者名:いちご牛乳 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2022年4月30日 17時

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