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「(兄さん...！A...！)」
――――――
エドはエンヴィーの口の中
無数の顔が行き交っている
すると辺りが明るくなった
目をゆっくりあけると
「(なんだ...赤い...石...)」
ドクン...
石が脈打っている
「(そうか...エンヴィーの核...
賢者の石だ...
アレだけ探したのに...
こんな所にあるなんて...)」
エドの瞳が閉じた
記憶にも新しい
先ほど見た壁画の一部...
そしてクセルクセス遺跡で見た壁画...
『ｴﾄﾞ...ｴﾄﾞ...エド！！！！』
Aが呼んでいる声がはっきりと聞こえた瞬間
エドは目を見開いた
「でぇぇい！！！」
ボキィィィッ！！！！
「！！」
「『！？』」
エンヴィーの前歯が折れた
「出せエンヴィー！！
臭ぇんだよ！！」
「あぁ？」
「ここから出られるかもしれねぇ！！」
「「！！」」
その言葉にリンもエンヴィーも目を見開いた
Aはニヤリと笑ってみせる
「協力しろ！エンヴィー！！」
――――――
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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