我が家の教訓3

京都２日目 ページ20

翌朝隆二くんのいるホテルまで向かう


携帯の電源をいれると普段見ない数の通知があったことを知らせる


その多くは隆二くんからで私の返信に対して安心したものだった



他は父からと学生時代の友達がこっちで私をみかけたけど帰ってきてるの？ってものだった
のでそれぞれに返信する







ホテルのロビーに行くと隆二くんがすでに立っていた


「ごめんね。待たせちゃった？」

隆「ううん。チェックアウトに時間かかるかと思って早めに降りてきただけ」


なんて普通にしている隆二くん
目が充血しててあまり寝れてないのかな？
現に眠そうにあくびしている


今日は清水寺辺りをみたら後は帰宅することになっていた

昨日と打って変わってのんびりしたスケジュールで
ゆっくりと観光する




途中目についた宇治抹茶パフェを2人で食べたり

お土産屋さんによってたくさんお土産を買ってる隆二くんに対して
私は職場の人用にしか買うものがないから時間も余ってぷらぷらとしていた


隆「お土産買った？？」

「うん。隆二くんいっぱい買ったね」

隆「めっちゃせがまれたからね。アイツらめっちゃ食うからさ〜」

「今日もお店頑張ってくれてるもんね」

隆「そうそう。買わないと大変なことになる」



隆二くんの周りにいる人達は愛にあふれている
隆二くんがそうゆうタイプだから似た人が集まってくるのかな？





隆「Aちゃんは自分にお土産買った？」

「え？自分に？？なんで？」

隆「じゃあさ〜思い出になりそうなものをお互いに選ばない？」

「おもしろそうだね♪」



隆二くんは顔に似合わず意外とロマンチックだ
2人の思い出の地でのお土産をお互いに買うなんて

普通のカップルだったらお揃いのものだったりするんだろうなって思って気づいた


私達カップルでもなんでもない
だからお揃いのものってありえないよね…隆二くんに迷惑だ

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