我が家の教訓3

お土産 ページ21

それからしばらくお土産屋さんを転々と見ていて『コレ』というものに出会った



これをつけてる隆二くんは想像出来すぎて
もうこれしかないと思ってしまった
喜んでくれるといいな♪



意外に買うものが早く決まってしまったので最初のお土産屋さんに戻る



店内を見渡してみるが隆二くんはやっぱりいなくて店内をふらついて適当に時間を潰すことに




あ…




以前出張で関西の支店をまわっていた剛典くんが「お土産」ってくれた
有名店のあぶらとり紙とハンドクリームが目に飛び込んできた



この２つをひどく気にいった私の為に剛典くんが出張に行くたびに買ってきてくれていたことを思す



こんな時でも剛典くんの優しさを思い出す




私が今剛典くんに抱いてる想いはなんなのだろうか



この2年間社内でみかけることはあっても、話していない



どんどん日がたつごとに楽しかったことや嬉しかったことなどいい思い出しか残っていないことに気づく





これって好きってことなのかな？






それともこれも依存？




ハンドクリームの試供品をあけると思い出すあの幸せだったころの匂い






隆「あ！これ知ってる有名なやつでしょ？買うの？」


ショーウインドウをジッとみていた私の横に隆二くんが現れ優しい顔で聞いてくれる



「ううん。前にお土産でもらってまだ家にあるんだ」

隆「コレ俺でも知ってるくらいお土産の定番だもんね！
他は何か買い忘れたものない？」

「うん大丈夫」

隆「もし、忘れたものあったらまたくればいっか！！」

「ふふっ。そうだね！」

隆「今度は二郎さんにも会ってみたいし」

「うん。絶対気が合うと思う」

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