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臣「………」

斉「…もしかして…まだ言ってなかった?ごめんなさい」

臣「いや、俺が悪いんす。
3月にはわかってたことなのに、
言えてなかったんで…」

斉「…Aちゃん…」

「あ!斉藤さんが謝らないでください!!
 も〜広臣!そういうことは早く教えてよ〜」

臣「すいません。斉藤さん!
ちょっと話したいんで今日は抜けさせてもらってもいいすっか?」

斉「うん…本当にごめんなさい。今日は来てくれてありがとね?」

「本当に斉藤さん謝らないでくださいね?
今日は本当に招待してもらえてうれしかったです
今度一緒にランチしましょうね?」

斉「うん!もちろん」

「では、お先に失礼させてもらってすみません」





会場から外に出てタクシーにのる


「あ〜びっくりした!!
アメリカ転勤になるの?」

臣「あ、うん。
新しくニューヨーク支店を立ち上げることになって、
その担当になってる」

「そっか!すごいね!!
広臣英語やってたの役にたつしよかったじゃん!!
大抜擢なんじゃない?」

いつも以上によく喋るA
きっと不安だよな…



「どれくらいアメリカ行くの?」

臣「正確にはまだ決まってない
8月末から、向こうが落ち着くまでは…」

「そっか〜」

正直俺の中では別れるって選択肢はない





ついてきて欲しい気持ちはあるけど、





この前Aが言ってた今後の目標聞いてるから安易にその言葉は言えない




とか言って待ってろとは

この年になって先の見えない期間を考えると言えない




Aはどうしたい?

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作者名:あおのすけ | 作成日時:2016年1月16日 19時

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