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挨拶も一段落したところで
会場の隅の方へお酒を片手に移動した

「あ〜疲れた」

臣「ありがとな
 しかし別人かと思ったわ」

「広臣モテ過ぎ、女の子達からの目線痛かった」

臣「まぁそれは否定しねぇけど。
俺が好きなのはAだけだしね?

何?照れてんの?
かわいいとこあんじゃん!」

頭をポンポンすると更に照れたよう

臣「でもさ、仕事してる時のAってこんなんだろうなって見えた」


「まぁね…私のせいで広臣の株が下がるのは嫌だから最低限の対応はね?」

臣「ありがとな」

「お給料くれてもいいんだよ?笑」

臣「しょーがねーな、
帰ったらいっぱい愛してやるよ」

「え!!遠慮しときます
 広臣絶倫だもん…」

あの想いが通じた日に俺の事を名前で呼ぶようになったのは
なんか新鮮で嬉しいけど

あの日以来、妙に警戒されている




「斉藤さんやっぱり忙しそうで全然挨拶できないな…」

臣「まぁな。主役だしな…」

さっきから斉藤さんの周りは友人であろう方たちと代わる代わる会話をして写真をとっている

「もう一杯飲みたいけど、挨拶してからにしたいしな〜」

臣「飲めばいいじゃん?俺が連れて帰ってやるしさ?」

「いい!今日は接待モードで行くって決めたから…でもここのお酒おいしい…」

臣「今度隆二も連れてくるか?」

「あ!それいい!!!」

会場は斉藤さんの行きつけのBARらしく

おしゃれで大人の雰囲気で、酒も美味い

俺らが付き合ってから隆二と3人で会ってないからいい機会かもしれない



2人で話していると

斉「今日は来てくれてありがとう」

「本日はこんな素敵な場に呼んでいただいてありがとうございます」

斉「ふ。そんなかしこまらなくていいのよ?」

「いえ、そんなわけには…」

斉「あ!…今回は本当に彼女になったのね?」

「え?」

斉「この前会った時、最初は噂の彼女かと思ったの。
いや、噂の登坂君が好きな子で間違えはなかったんだけど、
どこかAちゃんの様子に違和感があってね?
思い返してみたら、確かに登坂くんは彼女がいるって自ら言ってはなかったな〜と、」

臣「ちょ。斉藤さん!!」

斉「でも。今日の2人の雰囲気みて思ったの。
ちゃんと恋人になってた!
登坂くんと一緒にアメリカに行くことにしたのね?」

「え?」

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作者名:あおのすけ | 作成日時:2016年1月16日 19時

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