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翔太side
深澤「バケモンって！まあ確かに目黒は人の懐に入るのうまいよなー」
目黒「そうですか?俺全然意識してないですけど…」
照「無意識かよ！怖っ！あっ！今日お昼一緒に食べない？もっと仲良くなりたいし！」
おいおい照まじかよ…。俺はこれ以上絡むのは限界だぞ…。なんせ自己紹介が終わってから一言も発してないんだから。
まあそんな俺の気も知らず進んでいく会話を見るとどうやらほんとにお昼を一緒に食べるらしい。
先生「そろそろ自分の席につけー！3年生もそろそろ帰れよー！」
俺は自分の席に座りっぱなしだったのだが、この前の席で偶然にも俺の後ろになった目黒に話しかけられた。
目黒「翔太くん、もう限界って感じ？」
翔太「当たり前だろ！面倒ごと巻き込まれそうだし、正直めんどい」
目黒「でも可愛かったでしょ」
翔太「まあ確かに美人だったよ」
目黒「でしょ！あっ取らないでね！」
翔太「誰が取るか！」
目黒「まあそうだよねー！てかなんで翔太くんそんなに新しい人嫌うの？」
翔太「あれ？話したことなかったけ？昔俺が中学生の頃、ペアを組むっていうのがあったんだけどそん時に大体俺を巡って争いが起こってたから、俺は俺のことを理解してくれる常識があるやつとしか絡みたくないっていうだけの理由」
目黒「そんなことあったの？あーだからか！翔太くんが恋愛を本気でしないの。実は初恋もまだなんじゃなーい？」
翔太「んなわけねーだろ！」
俺は言葉では反論したが、実を言うと恋と言うものが何なのかいまいちよくわかっていない。自分で言うのなんだが俺は顔がイケメンなので今まで人並みには女子と付き合ってきた。
全員最初の方はうまくいくんだが、3ヶ月くらいするとだんだん相手の束縛がひどくなるので俺は振ったことしかない。最近では別れ話の時に起こる奮闘見たいなのに嫌気がさして2年になってからは誰とも付き合ったことがない。
俺は俺のことを理解してくれるやつがいればそれで十分だし、わざわざ恋愛に発展させる必要はないと思っている。はっきり言って恋愛には全く興味ない。
目黒「昼ちゃんときてよね！ばっくれたら明日からの1週間昼おごりだから」
翔太「はあ！それはきついって！」
目黒「こればいいだけの話じゃん！どうせばっくれる気だったんでしょ？」
ここまで来たら行かざるおえない。自分の小遣いが減るのはごめんだ。
この時俺は思ってもいなかった。この修学旅行が俺の運命を変えることになるなんて…
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胡蝶(プロフ) - melさん» ありがとうございます！更新出来るだけ早くするのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年8月20日 16時) (
レス) id: 15d5694cc0 (このIDを非表示/違反報告)
mel(プロフ) - とても愛読させていただいてます。更新無理なく頑張ってください！！！ (2020年8月5日 20時) (レス) id: 2954558d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2020年6月3日 12時
