河田ソウヤ ページ7
『ソウヤくん！』
「…え？」
『これあげる！！』
そう言って手渡したのは手作りのクッキー
「食べていいやつ？」
『もちろん！ソウヤくんのために作ったよｯ』
「…まじ嬉しい、ありがとう」
いつも不機嫌な顔してるのに
ぱぁぁぁ、と目を輝かせて感謝を伝えられた
『じゃあ、私帰るね！』
「ちょ、っと待って」
『な、なに』
するとソウヤくんは近寄ってきて
「これAにあげようと思ってたやつ」
綺麗にラッピングされた小さな箱を手渡された
『なにこれ！』
「開けてみて、」
今開けるのかと思ってリボンに手を伸ばすと
手を重ねて静かに制止させられた
『あっ、…ソウヤくん…//』
「だめ、まだダメ。」
『え、ぇ？//』
「Aが家に帰ってからがいい」
『わ、わかった』
ソウヤくんが好きと自覚してから、
ボディタッチに過敏に反応してしまう
「これ、秘密な」
『え？』
「俺と、Aの秘密。な？」
こてん、と首を傾けて尋ねてくるソウヤくん
なんともあざとい、だけど可愛い好き
家に持ち帰ろうと
私とソウヤくんだけしか残っていない教室を
出ようとソウヤくんに背を向けた時
ﾌﾜｯ
『へ…ぁ…え///』
「嫌だったらぶん殴って」
後ろからソウヤくんに抱きしめられた
大好きな香りに包まれて、
ソウヤくんの鼓動を背中で感じる
恥ずかしくて下を向く
『や、じゃない…です//』
「期待…していいですか」
その言葉と共に頷くとパッと離れる体
下を向いていたけど、いきなりのことにビックリして
『ぇ？！』
顔を思いきり上げると目の前にソウヤくんの顔
「Aが好き、付き合って」
『〜ｯ//』
真っ赤に染るソウヤくんの顔
それでも真剣に私を見つめる彼
『おね、がいします…//』
「ｯ！」
途端に手を握られてソウヤくんの唇が手に触れる
『！！』
「嬉しい」
ちゅ、と手の甲にキスをされて
「ここ、しちゃだめ？」
人差し指で私の唇に触れた
『い、いよ//』
そう答えて静かに目を閉じると
「ｯ…っ」
手を握られたまま
唇に柔らかくて温かいものが触れた
「ふ……//」
『ふふ笑』
2人で微笑みあってもう一度キスをした
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篝月(プロフ) - 千冬の話の続きがめっちゃ気になります！ (2022年1月8日 10時) (
レス) @page22 id: 54466648db (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - ココへの愛情爆発中好きだああああ (2021年11月25日 0時) (レス) @page18 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - きゃーココかっこいいよお😍大好きだよ一くん (2021年11月14日 16時) (レス) @page18 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 若狭かみてみたいです好きですね！ (2021年10月28日 0時) (レス) @page17 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
有泉実樹 - 今度は一虎くんで喧嘩見てみたいです！更新頑張ってください！ (2021年9月21日 21時) (レス) id: 641a3c9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょざいち | 作成日時：2021年9月14日 20時
